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樹里庵
■樹里庵■
規模:92m2
構造:鉄骨造の1階部分
本格的なフレンチレストラン。モダンを軸にデザインを練り上げた。
酒樽とみなした楕円の壁は白磁器ををクラッシュしたモザイクタイルを張ることを 考えていたが、全体の質感のバランスを考えると非常に弱い壁になるので、もっと強い多治見の陶製タイル張りとした。 タイル職人の篠池さんに誘われて多治見に行き、選択した数種類の陶製タイルによってあたかも油絵のタブローのような贅沢な局面の壁が実現した。
現場の壁の下地に直に書いた僕の原寸のエスキースをもとに、熟練した篠池タイルの職人が見事に陶製壁を作成してくれた。おかげで他のところは軽くスイングしながら出来上がった。
テーブルと椅子は僕のオリジナルである。一部イームズチェアーをアレンジしたものを置くことによって、よりモダンを強調したつもりである。
絶妙なバランスを保った照明計画は松山の田部泉氏の手によるもの。施行した叶尅gは予想にたがわず僕のわがままを実現していただき、そして何よりも施主の横田さんには工事予算と設計の全てを任せていただいた度量の深さに大変感謝している。
この空間もどんな状況にも堪えてモダンを寡黙に語ってくれることを祈るばかりである。
このような工事ができたことは大変幸せなことである。
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