サラ

サラ サラ サラ
サラ ■サラ■

規模:11m2
構造:S造1階
サラ 

■私たちは物事に接するとき、既に知っている事柄や物事の記憶や体験をつなぎ合わせて対称物を立ち上がらせる。空間も同じであるが、その知覚はよりアプリオリな、かつ身体的なものとなる。体を地下に潜らせる時、未知の事柄に対する緊張感が刺激となるが、その空間はやがてひそみの場となり、安住の場となる。 僕は「建築の断面はその建築の内面を決定づけ、精神を高みにひきあげる」と記述したことがあるが、現象学者のG・バシュラールはこのことを「隠れ場所や避難所や部屋はみな調和した夢の価値を持つことになる」という。

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